公開講座

2016年度の公開講座は好評裏に終了いたしました。 皆様、ご来場ありがとうございました。 なお、公開講座は以下の要領で行われました。

この講座のスライドが講座講師の松本氏のページでご覧いただけます: 2016年度・高校生のための公開講座ページ


開催案内

大阪大学理学部数学教室では、数学に興味を持つ若い皆さんのために、現代数学の様相と数学研究の実際、自然科学や社会科学に及ぼす数学の影響、文化としての数学の在り方などについて、多角的な視点から易しく解説する公開講座を以下の要領で開催します。受講料は無料で、事前申し込みも不要です。

同日に オープンキャンパス(大学説明会) も実施されます。オープンキャンパスは 事前申し込みが必要 です。

2016年度(平成28年度)の詳細

日程: 2016年8月10日(水)
時間: 10:00~12:00
会場: 大阪大学豊中キャンパス 理学研究科 E棟 E404 大セミナー室
対象: 高校生・一般
講師: 松本 佳彦 (理学研究科数学専攻 助教)
テーマ: 双曲平面の幾何学
概要: 今回はみなさんを「双曲平面」の世界にご案内します。 この世界は見かけはただの円板なのですが、 そこに住む「双曲平面人」は円の外周に近づく と本人たちの気づかないうちにどんどん小さく縮んでいってしまうので、 彼らの主観ではどれだけの距離を進んでも外周までたどり着くことはできません。 実はこの世界は、 ユークリッドが紀元前 3 世紀頃に与えた幾何学の体系について考えに考え抜いた数学者たちが、 19 世紀になってようやく見出した 「非ユークリッド的」世界なのでした。 双曲平面は 20 世紀の画家 M. C. エッシャーの作品《円の極限 I-IV》の題材にもなっています。 この一風変わった世界をどうしたら「理解」できるのか、 みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

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