公開講座

たくさんの皆様に御来場頂きました。ありがとうございました。

大阪大学理学部数学教室では、数学に興味を持つ若い皆さんのために、現代数学の様相と数学研究の実際、自然科学や社会科学に及ぼす数学の影響、文化としての数学の在り方などについて、多角的な視点から易しく解説する公開講座を以下の要領で開催します。受講料は無料で、事前申し込みも不要です。

同日に オープンキャンパス(大学説明会) も実施されます。オープンキャンパスは 事前申し込みが必要 です。

2014年度(平成26年度)の詳細

日程: 2014年8月12日(火)
時間: 10:00~12:00
会場: 大阪大学豊中キャンパス 理学研究科 D棟 D307教室
対象: 主として高校生(引率の先生も含む)
講師: 村井 聡(情報科学研究科情報基礎数学専攻 准教授)
テーマ: 多面体の不思議
概要: 多面体はとても古くから考えらてきた図形で、紀元前のギリシャ時代には既にその性質が調べられていました。 見た目は結構シンプルですが、多面体のふるまいは意外と奥が深く、 色々な不思議な性質を持っています。 例えば、 『頂点の数と面の数を足して辺の数を引くと必ず 2 になる』とか、 『どんな多面体も必ず三角形、四角形、五角形のどれかを面に持つ』とか、 『全ての面が正三角形であるような多面体は 8 種類しかない』とか、 一見、本当に?と思ってしまうような不思議な性質を幾つも持っていて、 多面体の話は今でも多くの研究者を魅了しています。
この講座では、多面体の基本とでもいうべき正多面体の話から話を始めて、デルタ多面体・平行多面体・菱形多面体といった色々な多面体についての不思議なお話を紹介する予定です。