下記の表は、1997年11月発行の版に関するものである。
最近、「改訂新版」(2000年6月発行)が刊行され、
その中では訂正が施されているようである。
(2000/7/1)
J.ロットマン著、関口訳「ガロア理論」シュプリンガー東京
簡易正誤表 (作成:中村博昭, 1999/2/16)
協力:
飯島 聡 君
- p.38, 2行目:k=0 は m=0 トスル
3行目:第二の因子 は 第一の因子 トスル
- p.38, 系25:Q上の既約多項式(「既約」を追加)
- p.44, 2行目:F(...)は ... 最小の部分体である、ではなく、
... 最小の部分体を F(...) と書き表す、などトスル。
- p.51, 二つ目の定義で、ディスプレイのあとを次のように直す:
...でおのおのの B_{i+1}/B_i が純拡大となるものが存在し、
かつ f(x) が B_t[x] で1次式の積に分解されるならば、
f(x) は F 上でベキ根によって可解であるという。
また、上のような形の拡大体 B_t に含まれるような
F の拡大体を F のベキ根拡大と呼ぶ。トスル
- p.54, 定義の末尾:Gal(E/F) を f(x) のガロア群という。
トスル
- p.78, 13行目:部分体 --> 部分群 トスル
- p.79, 8行目。Gal(E/B) v Gal(E/C) (`v' を補う)。
- p.85, 13行目:B=(E*)^{K} トスル
- p.85, 15行目:B/F* は純拡大である。
- p.90, 下から9行目右端:E^{G}=F のハズ
- p.111, 系A17:正規部分群を含む、トスル
- p.140の 4行目と下から8行目,および p.143 の3行目
にあらわれる体 F(x) は F(x_1,...,x_n)^{S_n}(x) トスル
関口先生からの追加 (1999/4/1):
p.34 練習問題67: 多項式 x^4-10 x^2 +1 は Z 上既約だが、
任意の素数 p で mod p すると可約になる(ガロア群が
(Z/2)^2 になる)ため、練習問題66 を用いて Z上の既約性
を示すことは出来ない。