J.-P.Serre著(鈴木治郎訳)「楕円曲線とl進アーベル表現」
(株)ピアソン・エデュケーション
簡易正誤表(2000/4/5)
HTML版
作成:東京都立大学理学部・中村博昭
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J.-P.Serre著(鈴木治郎訳)「楕円曲線と$l$進アーベル表現」
(株)ピアソン・エデュケーション
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簡易正誤表 (2000/4/5)
\hfill 作成:東京都立大学理学部・中村博昭
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リスト----------------
p.12,16行目:…のガロア群 Gal($l_w/k_v$) に上への準同型で写される.
p.13,1行目: $D_w/I_w$を経由する.
p.16,4行目:…有理半単純l進表現は (ここはどちらかというとガよりハか?)
p.19,12行目: $H(k')$ の元 $x$ の共役類が $k$ 上有理的とは $A$
の任意の中心的元 $f$ に対して$f(x)\in k$ となることをいう。
p.20,5行目:…k上の有理点が Aut …
p.20,7行目: $\phi:H\to GL_{V_0}$ がQ上の代数群の準同型
であるとき$H(Q_l)$ から $GL_{V_0}(Q_l)=Aut(V_l)$ へ誘導される
準同型を $\phi_l$ と呼ぶ。
p.20,下から5行目ディスプレイ左辺で $(Nv)^{-s}$ をもう一回括弧()
でくくると良い。
p.21,1行目:「知られている範囲では」が普通か?
p.22,4行目:Gが有限群を経由して作用するとき
p.29,8行目:彼は, Eが虚数乗法を持たないならば(provided that),
m≧1に対して … 正則かつ零点を持たないだろうと予想した。
p.34,4行目:「切断」は section の訳として定着しているので Cutting down
には別の言い回しが良い。切除すること(?)
p.37,13行目: 商群 C=I/K* (Gではない。またこのCは太文字ではない)
p.37,17行目:$U_{v,m}$は $v\in\Sigma_K^\infty$ のとき $K_v^\times$
の連結成分を表し $v\in S$ のとき…の部分群を表す。
p.37,下から1行目と2行目のC(3個)は太文字でないCとする。
p.40,下から1行目:Kの最大アーベル拡大のガロア群
p.41,下から3行目:「…は, 部分群 U…上では $x\mapsto$…で与えられる」の
語順とする。
p.43,8行目:「…に対して G の作用を $s(\sum...)...$ で定義したとき
αは G 準同型である。
p.43,下から10行目:…$\bar k$ 上のφの分解におけるχの重複度である。
p.59,下から6行目:…が整(I.2.3参照)
p.60,2行目: Supp(m)を含み $v\not\in S'$ のときは…(語順逆にする必要有り)
p.61,1行目: 命題2および命題1に対する…
p.62, 1行目: トーラスにおける数論的部分群の切除(Killing=making equal to 0)
p.63,5行目: A.2 数論的部分群の切除
p.66,5行目: …局所代数的とは十分に1に近い任意の $x\in K^\times$ に対して
$\rho...$ を満たすような代数的射 r:T→$GL_V$ が存在することをいう。
p.67, 命題1の証明は2行目の「…を得る」で終わっているので
区切り記号□を入れる。「逆に...」のパラグラフは地の文であり,末尾は
「…を思い出しておく」とする。次の命題2ではこのパラグラフを仮定として
受けた主張をしている。
p.68,下から8行目:半線形に作用するものとせよ。
p.73,8行目:「ほとんどすべてのvに対して」を削除して
「$p_v$≠lのとき局所的に1に等しいという事実から…」とする
p.73,下から6行目:与えられた表現から誘導されるIの準同型をαとすれば,
α($U_v$) は惰性部分群[の像]であるから (b) を適用すればよい。
(句の順を逆にするとαが何かわからなくなる。
[$\,$]内は訳者としての補足。)
p.78,4行目: limit の矢印の向きが逆
p.81,8行目:この定理は特にK=Qのとき,あるいはKがQ上2次拡大のときに
成り立つ。
p.90,5行目:この分解
p.108,1行目: 射影平面への埋め込みは
因子 $3\cdot P_0$ を含む完備線形系
(complete linear series) によって定義される
p.109,12行目: いずれの定義に則っても, E が K のほとんどすべての素点で
良い還元を持つことがわかる。
p.121,1行目:…のlに関する変化
p.122,8行目,主要補題? main lemma をどう訳すかだが...
p.127,8行目,occurs in は「で実現する」では大袈裟なので「に現れる」程度
でよいと思われる
------------以上
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