微分方程式セミナー


2022/7/1(Fri)

15:30--17:00

生駒 典久

慶應義塾大学

ポテンシャル項付き L^2 正規化解の存在問題

関数の L^2ノルムが一定という制約条件の下,Hamiltonian の臨界点の存在問題について考察する. 臨界点が存在したとすれば,その点はある非線形楕円型方程式の解となり, 解の L^2ノルムが予め与えられているということからL^2正規化解と呼ばれている. 本講演では,一般的なL^2劣臨界非線形項を扱い,さらにポテンシャル項が存在する場合での L^2正規化解の存在結果について報告する. なお本講演は山野邊瑞樹氏との共同研究に基づく.