Laplace方程式に対するCauchy問題を考える. この問題の近似解をBastay-Kozlov-Turessonにより提案された, 対応する境界値問題を繰り返し解く, 反復法と呼ばれる方法で構成する. このとき, 境界値問題を考える領域として, より小さな領域を選んだ方が, より安定的に解を構成できることを示す. 更に, この反復法はCauchyデータに誤差を含む場合にも適用できるので, この場合に対しても同様の評価を示す.