代数幾何学セミナー


2020/4/13(Mon)

10:30--12:00 オンライン

丹野 真人

大阪大学 理学研究科

野性 McKay 対応と巡回商特異点について

野性 McKay 対応の応用として,商多様体 $V/G$ ($V$ は $G$ 表現)の discrepancy が計算できることが期待される(Yasuda, 2019). そのためには野性 McKay 対応で重要な役割をもつ $v$ 関数の計算が必須である. $G = \mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ の場合の $v$ 関数はよく知られている(Yasuda, 2014). 講演者は $G = \mathbb{Z}/p^{n}\mathbb{Z}$ の場合の $v$ 関数について考察をおこなった. またその応用として直既約 $\mathbb{Z}/p^{2}\mathbb{Z}$ 表現 $V$ について,商多様体 $V/G$ の discrepancy の評価を与えた. 本研究は安田健彦氏(大阪大学)との共同研究にもとづく. (本セミナーはZoomで行われます。参加希望者でmeeting idとパスワードをお持ちでない方はokawa@math.sci.osaka-u.ac.jpまでお問い合わせください。)