3次元Heisenberg群(接触構造を下部構造としてもつ)のLegendre結び目について、エネルギーの定義を与える。これは今井(1991年)による通常の結び目のエネルギーの類似である。通常の結び目のエネルギー(正確にいえば指数-2のもの)がメビウス変換で不変であるのに対し、Legendre結び目のエネルギーはPU(2,1)の作用で不変となる。ここでPU(2,1)は3次元Heisenberg群の一点コンパクト化のCR自己同型群である。この講演では、エネルギーをどう定義すればPU(2,1)不変性が得られるかということ、およびエネルギー最小元としてR-circlesが現れることについて、ていねいに説明したい。時間が許せば未解決の問題についても述べる。この講演は今井淳氏(千葉大学)との共同研究にもとづく。