幾何セミナー


2019/7/22(Mon)

13:00--14:30 理学部 E404/406/408 大セミナー室

相野眞行

名古屋大

Lichnerowicz-Obata estimate, almost parallel differential form and almost product manifolds

正のリッチ曲率を持つRiemann多様体における関数に作用するLaplacianの固有値についてのLichnerowiczの評価は,例えばKähler多様体などの場合には改善される.より一般にGrosjeanは平行な微分形式が存在する際のLichnerowiczの評価の改善を与えた.本講演では,L^2の意味でほぼ平行な微分形式が存在する際のLichnerowiczの評価の改善,およびそのほぼ等号成立に関するピンチングについて述べる