極小多面体 (minimal polytope) とは、原点を内部に含む凸多面体であって、どの頂点を取り除いても残りの頂点の凸包が原点を内部に含まないものをいう。 Kreuzer と Skarke による反射的多面体の分類において、鍵となるアイデアの一つは、極小多面体と combined weight system (CWS) の対応を利用することであった。 本講演では、この組み合わせ論的な対応をトーリック森理論の観点から捉え直し、その幾何学的な意味を議論する。 また、彼らによる反射的多面体の分類手法についても、簡単に振り返る予定である。